長谷寺は、正式には海光山慈照院長谷寺といい、736年(天平8年)、藤原房前が奈良の長谷寺(東の岡)を創建した徳道上人を鎌倉に招いて開山したといわれています。
鎌倉の長谷寺の創建については言い伝えがあり、721年に徳道上人が1本の楠の大木で十一面観音を2つ造り、一つを奈良の長谷寺に祀り、もうひとつを「縁のある場所に出現して人々を救って下さい」と祈って海に流したものが、15年後に相模国三浦の海岸に流れ着いたので、これを鎌倉に移し、徳道上人を招いて開山した、というものです。
もちろんこの言い伝えは虚構なんでしょうけれども、鎌倉の長谷寺の本尊が奈良の長谷寺の本尊と同じ木から造られている、とされていたことが重要で、故に庶民の信仰を広く集めていたのではないかと思います。
奈良の長谷寺は真言宗の寺院ですが、鎌倉の長谷寺は、江戸時代に浄土宗に改宗しました。現在は、浄土宗系の単立寺院となっています。
鎌倉の長谷寺は、花の寺として知られ四季折々様々な花が咲きます。
殊に、紫陽花は一際高名です。その紫陽花を中心に、長谷寺を紹介していきたいと思います。
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