「奈良のお話」第一回目は、
當麻寺(たいまでら)を取り上げます。
當麻寺は、正式には二上山當麻寺といい、真言宗と浄土宗の
二宗兼宗の寺院です。
もともとは、聖徳太子の弟・麻呂子親王が612年(推古20年)に河内国につくられたという禅林寺を、681年に當麻国見が役行者開山の地に移したものといわれています。
その後、天平時代に中将姫が入山し、一晩で當麻曼荼羅を織ったという伝承が伝わっています。しかし、現在では中将姫は伝説の人物という評価がされています。
もっとも、中将姫に関する伝承は後年、謡曲や浄瑠璃などになって大きく広まることとなりました。
當麻寺は、もともとは三論宗(奈良仏教の源流となる宗派)の寺院でしたが、前述の通り真言宗に改宗し、さらに鎌倉時代には、知恩院が往生院(現・
奥院)を創建したことで、二宗兼宗の寺院となりました。
現在も、奥院を中心とした浄土宗の塔頭と、
中之坊を中心とした真言宗の塔頭が並存しています。そして、中之坊、西南院、奥院、護念院の4塔頭が1年交代の当番制という、大変珍しい形態での管理が行われています。
當麻寺は、曼荼羅堂、東塔、西塔などの国宝・重要文化財の建築やその中に収められた仏像、曼荼羅などと、塔頭が持つ庭園が見どころですので、さしあたって外に見える部分のみ紹介していきたいと思います。
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posted by karesansui at 00:00|
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奈良(奈良市外)
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