2006年06月03日

題名未定・奈良のお話:第六話・円成寺

奈良のお話の6回目は、円成寺(えんじょうじ)を取り上げます。
円成寺は、山号を忍辱山(にんにくせん)という真言宗御室派の寺院です。
円成寺縁起によれば、「756年(天平勝宝8年)、聖武・孝謙両天皇の勅願により、鑑真和上の弟子、唐僧虚瀧(ころう)和尚の開創」ということになっていますが、実際には1026年(万寿3年)に命禅上人が十一面観音を祀られたのが始まり、とされています。

その後、1112年(天永3年)に迎接上人が阿弥陀堂を立てて阿弥陀如来を祀り、続いて1153年(仁平3年)に、寛遍僧正が仁和寺から入寺して東密忍辱山流(密教の一種)を起こしたことで、円成寺は大いに栄えることとなります。
応仁の乱では兵火に遭い、大部分の堂宇が焼失しますが、程なく再興され、江戸期には徳川家の庇護を受けて寺中に23寺、寺領235石を持つ大寺院となりました。
明治になって寺領を失いましたが、本堂の解体修理や庭園の整備などで寺観を整えて現在に至っています。

円成寺の特徴は、1.室町期以前の多くの建物を遺していること、2.平安期の寝殿造系の庭園を遺していること、3.貴重な仏像を所有していること、の3つが挙げられようかと思います。
この中でも、1と2を中心に、円成寺について書いてみたいと思います。


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タグ:奈良
posted by karesansui at 00:48| 京都 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 奈良(奈良市内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする