2004年04月22日

京都の路地裏で:東寺観智院

10回目の今回は、通常は非公開ながら、春季と秋季にはしばしば特別公開されている東寺観智院(かんちいん)を取り上げます。

東寺(とうじ)は、正式名称を教王護国寺(きょうおうごこくじ)といい、もともとは西寺(さいじ)と、朱雀大路(すざくおおじ・現在の千本通)、羅生門を挟んで対になるように建てられた、国家鎮護のための寺です。
東寺は、嵯峨天皇によって弘法大師空海に勅賜され、密教の根本道場として発展し、真言宗(東寺真言宗)の総本山となり、現在に至っています。
東寺の五重塔は、京都のシンボルとしてあまりにも有名ですが、これは徳川家光が1644年(正保元年)に寄進したもので、日本最大の五重塔になります。この五重塔の初層(1階)は、しばしば特別拝観の対象にもなっています。


観智院は、後宇多法皇の発願により、法皇が東寺に帰依した頃(1308年)の学僧、杲宝(ごうぼう)によって、彼の晩年に建立された「勧学院」がその起源で、観智院のパンフレットによれば、所蔵の密教聖教の量、質は日本最高とのことです。
現在では、東寺真言宗の別格本山となっています。

観智院の見どころとしては、北政所(ねね)寄進の客殿(国宝)や宮本武蔵の鷲の図と竹林の図、五大虚空蔵菩薩像(ごだいこくぞうぼさつぞう)などがありますが、観智院の庭園もその一つとして挙げられると思います。
観智院の庭園は「五大の庭」といいますが、この五大とは、五大虚空蔵菩薩像のことを指します。



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タグ:京都
posted by karesansui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都(洛中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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