大心院は、1479年(文明11年)に、当時の足利幕府管領・細川政元によって、現在の上京区大心院町に建立されました。勧請開祖は景川宗隆ですが(ケータイde妙心より)、実質的な開祖は景堂和尚(龍泉派・景川宗隆の弟子)になります。
その後、天正年間に細川幽斎(藤孝)によって妙心寺内に移され、蒲生氏郷の孫・忠知によって本堂などが建造されて、現在に至っています。
大心院は宿坊として、また、昭和の名庭「阿吽庭」を持つ塔頭として知られています。
これから、阿吽庭を中心に紹介します。
まずは、門を入って右手にある庭です。
目立たなく簡素な庭ではありますが、印象的な老人の像を中心にうまくまとまっていると思います。
こちらは、大心院の方丈前庭「牡丹の庭」です。
普段は、白砂と苔が中心の、簡素で静かな庭です。
ただし、牡丹の季節だけは色とりどりの花々が咲く、彩りある庭になります。
こちらが、「阿吽庭」です。
狭い長方形の地割の中に、三尊形式の石組、築山、白砂などが凝縮された庭です。
石の持つ緊張感と苔の温和さの調和をもって、「阿吽」というのでしょうか。
見ていて、なかなか飽きない庭です。
見る方向によって、印象がかなり変わってきます。
地割に沿って撮った写真です。
この庭の地割の特殊さ(狭さ)が分かろうかと思います。
これほどまでに狭さを感じさせる庭というのも、あまり多くありません。
大心院では、宿坊もやっています。
こちらは、書院から少しだけ見ることができる、宿坊側の庭園です。
仔細は、泊まってみないと良く分からないものでしょう。
詳細はこちらから。
【宿坊研究会・大心院】
一度は、宿坊に泊まって、朝のお勤めをしてみたいものです。
いつになるやら分かりませんけれども・・・。
でもきっと、宿坊に泊まって和尚さんと向き合ってみれば、人生観が少し変わるような、いい体験ができるのではないかと思うのです。
−大心院の概要−
宗派:臨済宗妙心寺派
拝観時間:9:00-17:00
拝観料:300円
住所:京都市右京区花園妙心寺町57
−妙心寺への行き方−
・JR西日本山陰本線(嵯峨野線)花園駅から徒歩8分
・京福電鉄(嵐電)北野線妙心寺駅から徒歩3分
・京都市バス8、10、26系統で、「妙心寺北門前」バス停下車、すぐ
・京都市バス91、93系統で、「妙心寺」バス停下車、徒歩3分
・京都バス61、62、63、65系統で「妙心寺」バス停下車、徒歩3分
大心院へは、「妙心寺」バス停や花園駅の方が近いです。
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