2006年02月28日

京都の路地裏で:妙心寺大心院

64回目は、妙心寺大心院(だいしんいん)を取り上げます。

大心院は、1479年(文明11年)に、当時の足利幕府管領・細川政元によって、現在の上京区大心院町に建立されました。勧請開祖は景川宗隆ですが(ケータイde妙心より)、実質的な開祖は景堂和尚(龍泉派・景川宗隆の弟子)になります。
その後、天正年間に細川幽斎(藤孝)によって妙心寺内に移され、蒲生氏郷の孫・忠知によって本堂などが建造されて、現在に至っています。

大心院は宿坊として、また、昭和の名庭「阿吽庭」を持つ塔頭として知られています。
これから、阿吽庭を中心に紹介します。


まずは、門を入って右手にある庭です。
daishinnin01.jpg
目立たなく簡素な庭ではありますが、印象的な老人の像を中心にうまくまとまっていると思います。


こちらは、大心院の方丈前庭「牡丹の庭」です。
daishinnin02.jpg
普段は、白砂と苔が中心の、簡素で静かな庭です。
ただし、牡丹の季節だけは色とりどりの花々が咲く、彩りある庭になります。

こちらが、「阿吽庭」です。
daishinnin03.jpg
狭い長方形の地割の中に、三尊形式の石組、築山、白砂などが凝縮された庭です。
石の持つ緊張感と苔の温和さの調和をもって、「阿吽」というのでしょうか。

見ていて、なかなか飽きない庭です。
見る方向によって、印象がかなり変わってきます。
daishinnin04.jpg


地割に沿って撮った写真です。
daishinnin05.jpg
この庭の地割の特殊さ(狭さ)が分かろうかと思います。
これほどまでに狭さを感じさせる庭というのも、あまり多くありません。


大心院では、宿坊もやっています。
こちらは、書院から少しだけ見ることができる、宿坊側の庭園です。
daishinnin06.jpg
仔細は、泊まってみないと良く分からないものでしょう。
詳細はこちらから。

宿坊研究会・大心院

一度は、宿坊に泊まって、朝のお勤めをしてみたいものです。
いつになるやら分かりませんけれども・・・。
でもきっと、宿坊に泊まって和尚さんと向き合ってみれば、人生観が少し変わるような、いい体験ができるのではないかと思うのです。


−大心院の概要−
宗派:臨済宗妙心寺派
拝観時間:9:00-17:00
拝観料:300円
住所:京都市右京区花園妙心寺町57

−妙心寺への行き方−
JR西日本山陰本線(嵯峨野線)花園駅から徒歩8分
京福電鉄(嵐電)北野線妙心寺駅から徒歩3分
京都市バス8、10、26系統で、「妙心寺北門前」バス停下車、すぐ
・京都市バス91、93系統で、「妙心寺」バス停下車、徒歩3分
京都バス61、62、63、65系統で「妙心寺」バス停下車、徒歩3分

大心院へは、「妙心寺」バス停や花園駅の方が近いです。
ラベル:京都
posted by karesansui at 00:00| 京都 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 京都(洛西) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お世話になっております。
BSジャパンでテレビ番組を制作しております掛塚と申します。

この度、当番組で宿坊についてご紹介する予定です。

そこで、
こちらに掲載されている妙心寺のお写真を使用させていただきたいのですが
お借りしてもよろしいでしょうか?

お忙しい中、大変恐れ入りますがご検討の程宜しくお願い申し上げます。
Posted by BSジャパン掛塚 at 2015年04月28日 22:42
> BSジャパン掛塚様

写真の使用、特に問題ありません。
宜しくお願い致します。
Posted by karesansui at 2015年04月29日 01:55
お世話になっております。

ご協力いただきありがとうございます。
また機会がありましたら宜しくお願い申し上げます。
Posted by BSジャパン掛塚 at 2015年04月29日 03:11
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