2011年11月12日

京都の路地裏で「番外編」・清浄華院

今回の「番外編」は、第47回京都非公開文化財特別公開で公開された清浄華院(しょうじょうけいん)を取り上げます。

清浄華院はもともと、慈覚大師円仁が860年(貞観2年)に建立した禁裏内の道場が起源になっています。その後、後白河法皇によってこの道場が法然上人に下賜され、浄土宗の寺院となりました。
応仁の乱による荒廃もありましたが、豊臣秀吉の都市改造(寺を現在の寺町通周辺と寺之内通周辺に集めた等)によって移転し、現在に至っています。

清浄華院は浄土宗の寺であるにもかかわらず不動信仰があり(不動明王はもともと空海が日本に持ち込んだものであり、密教との関係が深い)、特別公開では泣不動尊像等、一連の不動信仰に関わる宝物等が公開されましたが、その一端で公開された庭園について触れたいと思います。


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ラベル:京都
posted by karesansui at 10:52| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都(洛中) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

京都の路地裏で「番外編」・高山寺遺香庵

今回の「番外編」は、高山寺の茶室・遺香庵(いこうあん)を取り上げます。

高山寺は774年(宝亀5年)に光仁天皇の勅願によって創建され、1206年(建永元年)に明恵(みょうえ)上人によって再興された、真言宗系の寺院です。
明恵上人が栄西禅師が宋から持ち帰った茶をこの地に植え、さらに宇治等へ移し植えたことが茶の普及の発端となっていて、今でも11月8日に明恵上人献茶式が高山寺で行われています。

遺香庵茶室は、そのような明恵上人のお茶に対する功績に報いる意図で、明恵上人700年御遠忌にあたる1931年(昭和6年)に茶人・高橋箒庵(義雄)の呼びかけで造られました。
作庭は7代目小川治兵衛(植治)であり、彼の最晩年の作品とされています。


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ラベル:京都
posted by karesansui at 23:22| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都(洛北) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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