柴屋寺は、吐月峰(とげっぽう)柴屋寺とも呼ばれる寺で、1504年(永正元年)に連歌師の柴屋軒宗長が草庵を結んだのが始まりとされています。
柴屋寺の寺伝によれば、宗長が草庵を結ぶ以前、この地は駿府の外城の一つ、丸子城があり、後の駿河今川家当主・今川氏親がこの地にあって難を避けており、宗長も丸子城に滞在していたと伝えられています。
宗長は、もともと京都で宗祇に師事して連歌を学び、一休宗純に参禅して酬恩庵に住んだほどの人ですから、単なる連歌師ではなく、今川氏親に仕えて今川家の外交顧問としての働きをしたと伝わっています。
そして、今川氏親がこの草庵を寺に改め、柴屋寺にしたようです。
その後、今川家の没落とに合わせるように衰微したものの、徳川家康が朱印地を賜って堂宇を修復し、現在に至っています。
柴屋寺の庭園は宗長自身が築いたもので、慈照寺(銀閣寺)の庭園を模したものとも伝えられ、また周囲の山を巧みに取り入れた借景庭園でも知られており、国の史跡、名勝に指定されています。
この庭園を中心に、柴屋寺を紹介していきます。
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