常照皇寺は、南北朝期の北朝の初代天皇・光厳天皇が既に上皇になられていた折の1362年(北朝貞治3年)頃に開創したと伝えられています。
この地は観応の擾乱によって南朝方に連れ去られ軟禁されていた光厳天皇(上皇)が晩年に隠棲した場所であり、特に法皇を名乗っていないものの、出家してこの地で禅宗に帰依したのが常照皇寺の始まりと考えて良さそうです。
戦国時代には明智光秀によって寺域をすべて破壊されましたが、皇室由緒の寺ということもあってか、後水尾天皇などの手によって次第に勢力を取り戻し、明治以降は王政復古もあって堂宇庭園を拡大していき、それを第二次大戦の敗戦によって失ったという、一風変わった歴史を持っています(普通の寺院は明治になった時点で廃仏毀釈により打撃を受けたケースが多く見られます)。
常照皇寺は桜の寺として知られていますが、その部分を含めて広範に紹介したいと思います。
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